オオサンショウウオ

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
移動: 案内検索

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 郷土の動物 > 広島県のサンショウウオ・イモリ | 広島県の動物図鑑 / 和名順

水底のオオサンショウウオ成体.(広島県東広島市椋梨川水系; 撮影: 清水則雄, Aug. 27, 2012)
オオサンショウウオの成体(広島県廿日市市北部; 撮影: 田守泰裕, May 8, 2015)
オオサンショウウオ成体(広島県東広島市椋梨川水系; 撮影: 清水則雄, Jun. 9, 2014)
オオサンショウウオ成体(広島県東広島市椋梨川水系; 撮影: 清水則雄, Jun. 9, 2014)
オオサンショウウオ成体.原生両生類で世界最大.茶褐色と黒褐色の不規則な斑紋がある.国の特別天然記念物となっている.(広島県広島市安佐北区; 撮影: 大川博志, Aug. 31, 1985)
巣穴から出て淀みにたまっていたオオサンショウウオの1年目の幼生.体色は濃い黒色.(広島県東広島市椋梨川水系; 撮影: 池田誠慈, Mar. 30, 2016)
オオサンショウウオの2年目の幼生.1年目に比べ体色が薄くなり,黒色の色素が凝集し始め斑紋のもとができつつある.(広島県東広島市椋梨川水系; 撮影: 池田誠慈, Mar. 30, 2016)

目次

オオサンショウウオ Andrias japonicus

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 両生綱 Amphibia > 有尾目 Caudata > オオサンショウウオ科 Cryptobranchidae > オオサンショウウオ属 Andrias > オオサンショウウオ Andrias japonicus


解説

  • 本州(岐阜県以西)・四国と大分県に分布する日本固有種.全長1 mを超え,現生両生類で最大.
  • 広島県では,本流の中・上流域(標高700 m以上)に生息.中流域の支流では用水路や小川でも見られる.
  • 外見で雌雄を見分けるのは困難だが,性成熟して性的に活性のあるオスは,繁殖期になると総排泄腔腺が発達し,その部分が隆起する.
  • 繁殖期は8月上旬頃,上流域の奥から水が湧き出すような巣穴で行われ,オスはふ化するまで卵を守る.
  • 幼生は翌春巣穴から流れ出てくる.川の淀みなど流れの緩やかなところにとどまりつつ3年程度かけて変態する.
  • 他の小型サンショウウオと違い,変態後も水中で生活する.
  • 近年,河川改修や圃場整備などで住みかや巣穴がなくなり,川堰の建築のために繁殖期の移動が困難になっている.
  • オオサンショウウオは約3000万年前の化石とほとんど姿を変えておらず,生きた化石と言われる.

天然記念物・RDB

  • 国の特別天然記念物
  • 環境省RDBカテゴリ:絶滅危惧II類 (VU)
  • 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧II類 (VU)
  • 「広島市の生物」(広島版レッドデータブック):広島市の絶滅のおそれのあるもの・準絶滅危惧

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

  • Japanese giant salamander

広島県方言

  • はんざけ(全国的にはんざきと呼ばれる)

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島.
  • 松井正文・関慎太郎. 2008. カエル・サンショウウオ・イモリのオタマジャクシハンドブック. 79 pp. 文一総合出版, 東京.
  • 小原二郎. 1985. 大山椒魚. 236 pp. どうぶつ社, 東京.
  • 佐藤井岐雄. 1943. 日本産有尾類総説. 536 pp. 日本出版社, 大阪.
  • 千石正一(編). 原色両生・爬虫類. 206 pp. 家の光協会, 東京.
  • 中村健児・上野俊一. 1963. 原色日本両生爬虫類図鑑. 214 pp. 保育社, 大阪.

更新履歴

  • 2015.07.14 ページ作成.
  • 2016.03.30 幼生の写真を追加.

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 郷土の動物 > 広島県のサンショウウオ・イモリ | 広島県の動物図鑑 / 和名順にもどる